BMW 3シリーズ G20は、スポーティでエレガントな外観、抜群の走行性能、そして豪華な内装と、まさに“完璧”なセダンです。
しかし、完璧な車に見えても、実際にはどんな車にも「ちょっとした問題」や「故障」がつきものです。
今回は、G20の魅力的な部分を紹介しつつ、実際にオーナーから報告された「故障事例」についても触れていこうと思います。
後半には、車の点検・整備の重要性についてもお伝えしますので、ぜひ最後までお読みください！
BMW ３シリーズ G20の魅力
まず、BMW 3シリーズ G20の魅力についておさらいしておきましょう。
G20は、BMW 3シリーズの7代目として、2019年に登場しました。F30（前のモデル）から大きくデザインが進化し、より洗練された印象を与えています。
BMWの“キドニーグリル”はさらに大きくなり、フロントから見ると力強い印象を与えますが、全体的にはスポーティさとエレガンスが絶妙に調和しています。
そして、注目すべきは走行性能です。
BMWならではのスポーティなハンドリングとダイナミックな走行感覚が魅力です。
G20は、特にシャーシやサスペンションにこだわりが感じられ、ステアリングの精度も抜群。
どんな道路でも楽しく運転できるという点が、BMWファンを魅了してやみません。
さらに、インテリアにもこだわりがあります。
高級感漂う素材が使われており、タッチパネル式のインフォテインメントシステムや、Apple CarPlayやAndroid Autoの対応など、テクノロジーも進化しています。
運転席だけでなく、後席の広さや快適性も向上しており、長時間のドライブもストレスなく過ごすことができます。
BMW 3シリーズ G20にも故障はある？
ここまでG20の素晴らしい点を紹介しましたが、実は「ちょっとした故障」も報告されています。
BMWの車は非常に高性能で、ドライビングに関しては問題が少ないですが、それでも長年使用することで、やはりいくつかの問題に直面することは避けられません。
実際にG20を所有しているオーナーから報告されている故障事例には、次のようなものがあります。
1.電子機器の不具合
G20は先進的な電子機器を多く搭載しており、インフォテインメントシステムや運転支援システム（例えば、アクティブクルーズコントロールやレーンキープアシスト）も豊富ですが、
時折これらのシステムに不具合が起きることがあります。
例えば、iDriveシステムがフリーズして操作が効かなくなること、バックカメラの映像が表示されないことなどが報告されています。
これらの不具合は、ソフトウェアのアップデートで改善されることが多いのですが、時にはハードウェアに問題がある場合もあるので、早めの点検が必要です。
2.エンジン関連のトラブル
G20に搭載されているエンジンは、非常に高性能ですが、過去には一部のオーナーから「エンジンオイル漏れ」や「エンジン始動不良」の事例が報告されています。
特にエンジンオイル漏れは、走行距離が増えるにつれて発生することがあり、漏れたオイルが他の部品に影響を与えると、重大な故障につながる可能性もあります。
また、エンジンコントロール系のセンサーの不良により、アイドリングが不安定になることもあります。
これらはエンジンコントロール系のセンサーが故障することで発生することが多いですが、ソフトウェアのアップデートやキャリブレーションで解決するケースもあります。
3.サスペンションの異音
G20のサスペンションは、運転性能の向上に寄与しており、しっかりとした足回りが特徴です。
しかし、路面の状態や走行状況によっては、サスペンション部分に異音が発生することがあります。
特に、車両が走行している際に「カタカタ」「ゴトゴト」といった音が聞こえることがあります。
この異音は、サスペンションの部品が摩耗している場合や、部品の取り付け不良などが原因となります。
4.バッテリー関連のトラブル
BMW 3シリーズ G20は、エレクトリックシステムが非常に高度で、バッテリー関連のトラブルも時折報告されています。
特に、寒冷地で使用しているとバッテリーの性能が低下し、エンジンがかからないという事態が発生することがあります。
また、高性能なAGMバッテリーが早期に消耗することもあるため、定期的な点検が欠かせません。
5.トランスミッションの不具合
G20のトランスミッションは非常にスムーズですが、長期間使用することで、ギアのシフトがスムーズに行かないことが報告されています。
これが発生すると、加速時に突発的なショックを感じることがあり、車の走行感覚に影響を与えることがあります。
この問題は、オイルの交換やトランスミッション（EGSトランスミッションコントロールモジュール）のソフトウェアアップデート等で改善されることが多いです。
これらを早期に対応することで、より大きなトラブルを防ぐことができます。
BMW 3シリーズ G20の故障を防ぐためには？
G20に限らず、どんな車でも「故障」が発生する可能性はあります。
しかし、定期的な点検とメンテナンスを行うことで、大きなトラブルを未然に防ぐことができます。
特に、BMWのような高性能車は、専用の診断機器を使用して細かな不具合を早期に発見することが大切です。
例えば、エンジンオイルやフィルターの交換、ブレーキ関係、足廻り等のチェック、タイヤの状態確認など、基本的なメンテナンスは車の寿命を延ばすために欠かせません。
特にG20のような最新モデルでは、電子機器やセンサー類が多いため、ソフトウェアのアップデートやバッテリーの点検も重要です。
車の点検を怠ると、最初は些細な不具合でも、後々大きな故障につながることがあります。
そうならないためにも、BMW専門店や整備工場で、定期的にチェックを受けることをおすすめします。
特に、保証期間内に問題が発生した場合は、早めに対応すれば無料で修理してもらえることも多いので、早期の発見が重要です。
まとめ
BMW 3シリーズ G20は、特有の故障が非常に少ない車と言えます。
定期的な点検と適切なメンテナンスを行うことで、長期間にわたり高性能を維持することができます。
故障を未然に防ぎ、BMWの素晴らしいドライビング体験を存分に楽しんでください！
もし、G20にちょっとした不具合が見つかった場合や、点検が必要だと感じたら、すぐに信頼できるプロショップに相談しましょう。
